骨にヒビ
青学、氷帝、不動峰、山吹、聖ルドルフ この5校で噂をされている人物がいる ・・・別名『野良犬』 ちなみに現在、都大会後半(準決勝、決勝)の前日である 「ということだから、も走ってもらうよ・・・」 もちろんパワーアンクルを付けてね 乾の言葉がコート内に響き渡る 「ちょい待ち!!なんで俺が走るわけ?俺マネじゃん!!」 の言葉も虚しく、結局走らされるハメになるのである −−そして、30周を少しすぎた頃・・・ 「おやおやだらしがないねぇ!! 残ったのはレギュラーとだけかい?」 竜崎先生が言葉を放つ中、ずっと走り続けているレギュラー陣と が、レギュラー陣でもやはりビックリすることがある とてもおかしいのだ・・・ 「先輩・・・大丈夫ッスか?」 そのおかしい異変に1番最初に気づいたのは、越前だった。 その越前の言葉に気づいたのか、誰もが走っているを見る 「ん?何が??」 そう笑顔で答えるが、は目が笑っていなかった 「にゃぁ!!?が・・・汗流してる・・・」 そう、いつも100周しても汗1つ流さないが たかが30周で汗だくになっているのだ 「そんな・・・ことないけ・・・」 走るの足は、よくよく見ればふらついている 皆が、の異変に完全に気づいた時には・・・ ドサッという倒れる音がしたあとであった 「ったく、無理しすぎだ・・・は・・・」 練習中、は倒れ・・・レギュラー陣によって保健室へ運ばれた 「そんなに酷いんですか?」 保健の先生の話に、レギュラー陣は耳を傾ける もちろん、は未だにベットの上で寝ている状態である 「酷いも何も・・・片足の骨にヒビが入っている そんな状態で30周も走れば、ヒビの入った部分が熱を持って 倒れるのは当たり前だ!」 耳を傾けた誰もが言葉を失った 「何でヒビが・・・」 誰もが口にした言葉 「そりゃ・・・カボチャコロッケ食わなかったからじゃねー?」 ベット上から聞こえてくる声に、誰もが振り返った 「冗談言ってる場合じゃないッスよ先輩!!」 桃城の言葉 「ヒビって・・・何やってこうなったんスか・・・」 海堂の言葉 「そんな状態で走ろうとしないでくれよ・・・」 河村の言葉 「頼むから・・・無茶はしないでくれ」 大石の言葉 「元気じゃないはじゃにゃいんだよ!!」 英二の言葉 「何で・・・黙ってたんスか・・・」 越前の言葉 「いつも助けてもらってばかりなんだから・・・今回ぐらいは」 不二の言葉 「・・・・・・、お前はしばらく部活には来なくていい」 手塚の言葉 全て・・・に掛けられた言葉。 「ん?わかったから・・・さっさと部活戻れよ〜!!」 じゃないと・・・竜崎先生がもの凄く怒るぞ? 皆の言葉を本当に受け入れたかどうかはわからない ヒビの原因、無茶はしない、黙っていた理由、部活に来なくていい 話す気があれば話すだろうし、話す気がなければ話さない それがだから・・・。 クスクス笑うをあとにして、レギュラー陣は保健室を出た 「大丈夫かにゃ・・・」 レギュラー陣全員がボソリ呟く心配の言葉 「お前はバカか?・・・」 「あぁ?バカは聞き捨てならないなぁ〜・・・先生」 −−ってことでもう1度、持久走をやってもらう−− 「もうちょっと、栄養のあるもの食べれないのか・・・」 「先生酷い・・・カボチャコロッケは充分栄養があるっての!!」 −−う、うそーー全員同着だよ−− 「そんなに生活がきついなら・・・俺だって奢ってやるぞ?」 「イヤだ〜、先生が奢るって言ったらカップラーメン程度っしょ?」 −−『三種の返し球』受けてみるかい!?−− −−『ドライブB』で崩してやる!!−− 「片足にヒビ入ってて、栄養もとらない奴にカップラーメンなんか奢るか!!」 「大丈夫大丈夫、教師の給料なんかたかがしれてるって」 −−ふーん、スマッシュを完全無効化できるんだ−− 「なんだと!!」 「はいはいはいはい、んじゃ俺もう行くよ・・・」 「はぁ?何言ってるんだ!」 片足にヒビが入ってる大バカ者が!なんて声が保健室に響き渡る 「カボチャコロッケ、くれたら・・・保健室で寝ててもいいよ?」 そんな声もスラリとかわして、保健室を出て行く 「あのバカ・・・あんな足で歩いたら、余計悪化するに決まってるのに」 保健の先生の言葉も虚しく、はゆっくりとテニスコートに向かっていた。 |