青学の強敵



「何故来た・・・」
テニスコート付近に近づいてすぐに、は手塚に見つかった
「手塚ちゃん酷い!俺をのけ者にするなんて!!」
手塚に向かって、冗談を言うだが
正直・・・笑っている余裕はなかったりする
足の痛みで、今にもその笑顔は引きつりそうである
「誰がのけ者だ・・・そんなことはその足を治してから言え!」
ポツポツと雨が降り出す中、コート内に大声が響き渡った
珍しい・・・あの手塚が怒り声をあげるなんて
そう思う3年生も多いが、怒り声をあげる原因がアレなのだから
しかたないと思う3年も多い。
「俺のために心配する・・・なんて余裕があるなら勝てるな」
「「「「ハ?」」」」

「んじゃ、俺が足を治すかわりに・・・てめーら、山吹に絶対勝てよ」

フッと笑うのセリフが、いつも通りすぎて・・・
誰もが笑ったり、微笑んだりしている
「当たり前だ・・・」
手塚の呆れた言葉に、はニッコリしながらこんな言葉を残した

「負けたら、カボチャコロッケ奢れよ!」

ちなみに、こんな場面でが言う奢れは1個ではない
少なくとも1年分は請求されるであろう・・・。
計算した所、カボチャコロッケ1個100円だとして
36500円+消費税が最低・・・必要となるわけである
当たり前なのだが・・・今の青学の部員全員に36500円が
お財布の中にあるとは思えない。
(((まっ負けられねー・・・・)))
皆のやる気はさらに、燃え上がったという




「手塚国光、高校テニス界も一目置く程の実力者
 とにかく強い!レベルが違う、あいつは無理だ
 勝とうなんて思うだけ時間のムダ!」


「大石・菊丸の青学黄金ペア、昨年は全国まで出場している」


「2年レギュラーの海堂薫、疲れ切った相手をジワジワ
 いたぶるのが好きらしい、しかもすぐキレる!」


「同じ2年だろ桃城武だよ、オレ聞いたんだけど
 先週の聖ルドルフ戦でアイツ・・・
 得意の超ダンクスマッシュで、死人を出したとか・・・」


「一見気の弱そうな河村隆は、ラケットを握ると攻撃的になり
 時速200キロはあろうバーニングサーブを打ちまくる
 壊したラケットは数しれず・・・」


「不二周助、名実共に青学bQの天才プレイヤー」


「あ゛あ゛ーーっ、あの御方は!!?」

最終的に銀華中にトドメを刺したのは・・・

「3年、・・・あの最強で敵いそうにない青学を全てまとめていて
 氷帝、山吹、不動峰、聖ルドルフ、から一目をおかれている
 野良犬と言われているマネージャーだ・・・」

こいつに応援されるモノは勝ち、こいつに睨まれるモノは負ける

(((ぜっぜってー、勝てるわけねー・・・・)))

結局、銀華中は棄権した。


「あと1人でも強力なシングルスプレイヤーがいたら、危なかった
 ・・・・・・でも今年は、それがいる!」
「強敵だ、山吹ちっ」
「・・・ふーん、何が強敵だって?」
皆が深刻になって話す中、話に割り込んできたのはもちろん
「「「!!(先輩)」」」
足はもう大丈夫なのか?そんなことばかり聞かれる中
はニッコリ笑いながら言葉を放つ
「いいぞ〜強敵は強敵で・・・俺にはカボチャコロッケが待ってるからな!」
幸せそうに笑うが、青学の部員全員は青ざめている

「なっ何が強敵だ!」
部員の1人が言い出した・・・
「そっそうだそうだ!青学に強敵なんかないよな!!」
「あぁ!」

「「「「青学ーーーっファイッオウッ!!!」」」」

「前に言った通りだ、全国レベルに嫌いも苦手もクソもあるかぁ!全力で逝け全力で!!」
(((青学の強敵は・・・だったりして)))

−−青学 VS 山吹 また今、テニスという戦いが始まる−−