流れた雫



is uncanny -- they are - and a mother surprise』
は凄いね〜、お母さんビックリだよ?)
『such a thing cannot be found -』
(そんなことないよ〜)

あれは、がまだ小学3年生・・・10歳の頃。
アメリカで暮らしていた頃の話。

『It does as a pro tennis player at the age of
[ for elementary school three years ] ten.』
(小学3年の10歳で、プロテニスプレイヤーとしてやっていけそうだな)
『Fathers and mother are strong.』
(まさか!お父さんやお母さんの方が強いよ?)

両親がプロテニスプレイヤーということもあり
親の意思を受け継いだは、もうプロテニスプレイヤーとして
活躍できるぐらいの実力があった。
プレイスタイル、オールラウンダー・・・得意技、スプリットステップの片足
それと、ウイングというオリジナルの技。

『it is the favorite Japanese pumpkin croquette of -』
(はーい、の大好きなカボチャコロッケだよ〜)
『Thank you for mother.』
(わーい!お母さんありがとう)

この頃から、母親の作るカボチャコロッケが大好きで大好きでしかたなかった。
そんなの家族構成は・・・。
父、母、自分・・・そして弟の4人家族。
この4人の中でも、テニスの才能があると世間で有名になったのが
であった。
日本では【野良犬】と呼ばれる彼は・・・。
アメリカでは【WING】日本語で言う【翼】と呼ばれていた。
翼を持つ鳥のように美しく羽ばたく様子が、テニスプレイに見られたから
そう・・・当時の記者は言ったとか・・・。
愛用メーカーは【FLY WIND】という飛ぶ風と呼ばれる白いラケットと
【SKY OVER WING】という空を超える翼と呼ばれる青いラケット
どちらも、の実力にラケットがついていけるよう・・・
両親がプレゼントしてくれたモノだった。


「・・・・・・で?そこまでは普通の家庭ッスよね・・・」
「まぁ・・・ね・・・」


でも、世間で有名になっても・・・家庭内はゴチャゴチャしていたのが事実。
世間で有名になる度、の両親は・・・
を【小学3年、10歳】などと思わず【社会人、20歳】と考えるようになった。
それは、テニスプレイの実力から見てもプロ・・イヤそれ以上ということと
普通、小学生が出てお金を稼ぐことなどできないはずだが・・・
アメリカの【家】という名が出てしまうと、裏で動くようなことがあったという
そのためか既に、いろんな大会に出てお金を稼いできていたから・・・。
例え、どんなに小さくとも・・・もう、大人同様の扱いだった。
それが、にとってどれだけ苦しいことか・・・。
両親など知るはずもない・・・。
両親に甘えたい時期なのに・・・大人扱いで弟ばかり可愛がり
どういう違いかと言われれば・・・。
日本の小学3年生は
「お母さん〜、今日の晩ご飯何?」
「そうね〜、何にしようか・・・」
などという会話がされる・・・。
が、の家庭は
「Mother ... Evening boiled rice」(お母さん・・・晩ご飯)
「Food expenses」(食費)

この違い

小学3年に、【食費】を払わないと食わせないという・・・。


「うわっ・・・最低じゃん・・・」
誰もがそう思った・・・。
誰が、働いてもない、小学生の我が子に『食費』などと言うだろうか・・・。
「まだまだ・・・これは軽い方なんだよ・・・」
千石の言葉に、皆の心が揺れる。
こんな家庭、世界中にない・・・とは言えないけれど・・・
まさか、こんな身近の・・・皆が大好きな野良犬・・・
こんな家庭に生まれていようとは・・・誰だって思わなかった。
それも・・・全て

!いっきまーーーすvv』

『てめーら!俺のカボチャコロッケのために・・・勝て!』

こんな風に明るく振る舞うから・・・。


「本当の地獄は・・・これからなんだ・・・」


「息子に・・・全て話してもらってるよ・・・」
「えっ・・・す・・・・べて・・・?!」
千石の父と話をしていたの目が見開いた。
「息子が、言わなかったかい?『過去に縛られるのやめよう』
『捨てようは』と・・・だから、全て話してもらってるよ」

「話したりしたら、絶対拒絶される・・・分かってッ」

「分かってないのは君だよ、・・・」

「ッ・・・」

「皆を、信じなさい・・・」

「・・・・・・・」

「あと、君の名を呼ぶのは・・・何も父、母だけではないんだよ・・・


・・・千石・・・君は、私の可愛い息子だ・・・」



「ッ・・・・おと・・・う・・・さん・・・・」

の頬を静かに、雫が流れ落ちた。