翼をください



今、私ノ願イ事ガ叶ウナラバ翼ガ欲シイ

のバイト先の出来事から、数日が過ぎた・・・。
氷帝の皆も、青学の皆も誰もが思わなかった出来事が
今・・・それぞれの顧問から連絡されていた。


「「「合同強化合宿!?」」」


『・・・・んだよ43・・・』
『バイト中、悪いのだがね・・・』

−−そろそろ、話題に出していた【合同強化合宿】を行いたい−−

『はぁ?!今、俺と青学の仲を分かって言ってんのか?』
『・・・・・・どんなに実力があろうとも、君は子供だ』
『ッ・・・だから、断る権利なんてないってか?』
『・・・合宿には強制参加してもらう・・・』
『クソアホ43が!絞めるッ』
『いいのかね・・・彼と彼の父親も来るということなんだが・・・』
『・・・勝手にしろッ!』
しばらく真剣に話をして、最後の最後ではブチッと電話を切った。


コノ背中ニ鳥ノヨウニ白イ翼ツケテクダサイ


「氷帝には、強いメンバーが揃っているのは分かっていると思う」

「青学には、強いメンバーが揃っているのは分かっていると思う」

「そのため、合同で強化合宿を行ったらどうかと連絡が入ってな」

「そのため、合同で強化合宿を行うことになった」


それぞれの顧問から口に出された言葉に
生徒は唖然とするしかなかった・・・。
今まで、そんな合宿とかの話など1つも出なかったのに
急に出てくる・・・しかも、あの野良犬が居る氷帝と
氷帝からすれば、野良犬が関わっていた青学と・・・
なんて思っているだろう・・・。
「なお、千石清純も参加とする・・・まぁ、理由は野良犬関連だと言っておこう」
竜崎先生からの言葉に、青学の皆はビクッと反応する・・・。
そう、【野良犬】という言葉にだ・・・。
「コーチは・・・私、竜崎と氷帝の榊先生と・・・野良犬、だ」

「「コ、コーチ!?」」


コノ大空ニ翼ヲ広ゲ飛ンデ行キタイヨ


誰もが驚くことばかりの話が続いていく・・・。
誰もが聞いていたその場の中で、たった1人だけ居ない人物がいた。




悲シミノナイ自由ナ空ヘ


・・・」
「・・・何だよ清純・・・」
「合宿、親父が行くよ・・・」
「聞いたよ・・・お前と、お前の親父さんが来るって」


翼ハタメカセ


「もう、過去に縛られるの・・・やめようよ・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「もう捨てよう・・・は・・・」
「・・・・・そう・・だな・・・」

過去という名の奥底から、飛び立ちたいさ・・・俺だって


行キタイ