何様?



『・・・・ふざけるな、あなた達は何年テニスをやってんだっ!!』
手塚の声がコート内に響き渡る。
『ラケットは人を傷つける為にあるんじゃない!!』

そんな部活なら・・・

手塚が言葉を続けようとした・・・。
その時。
『第33条 逮捕の要件・・・何人も、現行犯として逮捕される場合を除いては
権限を有する司法官権が発し且つ理由となっている犯罪を
明示する令状によらなければ逮捕されない』
当時も、マネージャーとしてその場に居た・・・。
あまり怒りを露わにすることのないそのがテニス部員全員の前で
大声をあげた。
手塚は、がその言葉を放ったことに驚き・・・
大石は、見つめていた・・・。
部員達は・・・
『あぁ?何言ってるんだ?このマネージャーよ・・・』
その言葉が気に入らないようで、を睨んでいた・・・。

『この場合、現行犯ですよね・・・先輩』
『はぁ?』

『俺の大事な大事な、下僕をラケットで叩いておいて【はぁ?】はないでしょう』

の笑みに、誰もが固まった。
『怖い』と思った『悪魔』だと思った。
誰が下僕なんだ・・・とそう言葉を放つ者はいなかった。
怒りを露わにせず、めったに怒らないが・・・
完全にブチ切れてたのだから・・・
『俺の下僕をラケットで叩いた罪、暴行罪』
『ちょっちょっと待てよ!暴行罪だぁ!?』
罪という言葉に反応して、その先輩は焦りだしたようだった
『テニスをやるにあたっての将来性を奪った罪』
『まっまてよ・・・来るなよ・・・』
その先輩は後退りし始めて、は部員が見ている中で責め寄る
『尚、逃れは聞きません・・・ここに居る部員全員が目撃者です』
『クソッ!!』
ニッコリ笑いながら、言葉責めをして・・・暴行を働いた先輩を追いつめ
その先輩は、悔しがりながらテニスコートから逃げようとした

『逃がしたら、部員全員でカボチャコロッケ5億年分!』

その言葉を最後に、その先輩は捕まり・・・・・・・・
の前まで連れてこられた。
もちろん、その先輩に反省という言葉はないらしい
全然反省した様子もない・・・。
『何を揉めてるんですか?』
そんな中、やってきて言葉をかけたのは・・・
当時の青学テニス部部長、大和祐大だった。
『部長・・・この先輩だけ、あとで走らすでいい?』
100周と言われ、走り出した部員達・・・
そこで大和に声をかけたのは、先程まで笑みを絶やさなかったであった。
は、手塚の腕をラケットで叩いた先輩の髪の毛をぐっと掴みながら
大和に話し掛けたのだった。
『構いませんが・・・・・・やめてくださいね?』
『別に・・・こいつに暴力行為行うわけでもないし』
『違います・・・貴方の古傷に触れるような・・・』

自分を責めるような言い方だけはやめてくださいね?

『さぁ・・・どうでしょう』
もう、この時点での表情は無表情だった。
『ちょっ放せよっ!!』
は、掴む場所を髪の毛からジャージにかえ引っ張っていった。

着いた場所は、体育館裏。
サボリには快適な場所、でも・・・今は部活中。
誰1人、この場所に来ることはない。
『さ・て・と・・・どうしてくれようか・・・』
『マッマネージャーの癖に生意気だぞてめー!』
3年の先輩からしてみれば、マネージャーである1年の
ただの生意気な少年にしか見えないだろう。
でも、からしてみれば・・・
自分が青学に来て、ほんの少し心を開けるようになった者を
ラケットで叩くなどという行為をした先輩など・・・
ただのクズでしかなかった。
『てめー、何様のつもりだよ!1年の癖に』
マネージャーの癖に・・・1年の癖に・・・
そういう言葉は、何度もに放たれた。
最初は黙って聞いていただったが・・・
ようやく言いたいことがまとまったのか、が口を開いた

『何様だぁ?んなの野良犬に決まってんだろーがクソがッ』