あと少し・・・。
「越前、勝利の秘訣教えてやる」 「で?僕達には教えてくれなかった『勝利の秘訣』って」 越前の試合が始まってすぐ、不二や英二など・・・ 青学の部員全員がの周りに集合して聞き出そうとした。 『あんまりテニスをナメない方がいいよ!』 内緒の話も、何故か筒抜けになってしまっていたらしい 「・・・不二・・・お前か!筒抜け状態にさせたのは・・・」 部員全員に囲まれ、逃げれないことを今更知るに 誰もが耳を傾けた・・・。 『無駄だ、小僧っ』 知りたかったからだ・・・。 誰もが見ていた、越前の表情の変化を 「勝利の秘訣・・・聞いてからの越前の表情は」 「もの凄く怖かったにゃ!!」 部員全員がを言葉責めしはじめる。 「何を言ったのかは知らないが・・・」 「試合前に心を乱すようなことは言わない方がいいと思うよ?」 『まだまだだね』 「お前らな・・・たかが一言で、揺らぐような心を持ってるのか?」 が、の一言に話は全部そらされた 「イヤ・・・そういう訳じゃ・・・」 「ほほーう、そういう訳じゃなきゃどういう訳なんだ?」 部員全員が口を閉ざした。 『彼には負けられない理由があります』 『ねー清純いる?』 青学と戦う前のこと・・・は山吹へと足を運んでいた。 『おぉ!じゃん・・・どうした??』 『んーちょっとね・・・』 『んだよ・・・か・・・』 『おぉ!丁度良かった、亜津久!!』 『・・・・なんだよ・・・』 『小さな小さな勇者が現れてな、今のままだと負けるぞ?』 小さな小さな勇者っていうのは、越前リョーマのことで・・・ そう、は山吹へアドバイスに来ていたのだ。 『というか、敵なのにアドバイスしてていいの?』 千石の一言により、今回の事件が起こった・・・というわけである 『だって、アドバイスしても負けないよ青学は・・・今の亜久津じゃ・・・』 ドカッ! −ゲームセット ウォンバイ青学越前6−4!!− 「先輩に怪我させておいて、俺が怒らないとでも思ったわけ?」 リョーマの一言に誰もが静まり その一言で青学と山吹の誰もがを見つめ その一言でが微笑んだ 「つーことだ、亜久津!カボチャコロッケ奢れよ!!」 「・・っ・・・誰が奢るか!」 −−こうして都大会は、幕を閉じた 「5位ねぇ〜・・・だらしねー・・・」 どこからか、の声が聞こえてくる 「さん!そういう発言は!!」 「今、貴方は青学側じゃないですか!」 「氷帝を裏切ったんです・・・貴方はっ」 それに対して、200人という大勢の氷帝の部員の声が聞こえる 「うるせーよ・・・黙れよ、雑魚の集まりが」 「なっ!!」 青学に居た時の、と・・・まったく違う口調・・・性格・・・ 青学に居る時は、例えうるさくても『雑魚』なんて言葉は放たなかった 罰はカボチャコロッケを奢れ!それだけだったはずなのに・・・。 「ちゃんだ〜」 を見つけて、いきなりに抱きついてきたのがジロー・・・。 「ジロー、お久し!宍戸っちゃんは抜けたってわけか・・・」 「正レギュラーなのに負けたんだ・・・当たり前だろ?」 大勢の部員が一歩下がり、姿を見せたのが部長の跡部景吾 「で?で?!いつ!?」 ジローはに抱きついたまま、何かを聞き出そうとしている 「気が向いたらじゃねーのか?」 ジローと跡部の言葉に、がため息をつきながら答えた 「そんなにか?」 「だってみんな待ってるんだよ!!」 覚醒したジロー相手は疲れるとさえ思い始めたは少し考えて答えた 「次の試合だ・・・次の試合が終了したら・・・・・・」 この言葉を聞き、200人の部員が喜び叫び・・・ ジローは、幸せそうに・・・まだ、に抱きついたまま 跡部は・・・ 「家の方に送っておく・・・」 などと言いながらも、どこか喜んでいた表情だった。 「早く送れよ・・・次の試合まであと少ししかないんだ」 「あぁ・・・も、話を・・・」 「俺は飼い犬じゃねーんだ・・・喋らなくても良いだろ?」 「・・・校長ぐらいには言っておいた方がいいんじゃねーのか?」 の発言に、フッと笑いながら・・・跡部、ジロー共に部員全員が帰っていった 「ったく・・・めんどくせーな・・・・・・」 は、多少治ってきた足を手で押さえながら・・・呟いた。 次の試合終了後・・・何かが起こる・・・。 そんなことは、青学の誰もが知らずに・・・ 試合まで・・・あと少し・・・。 |